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MacBook Pro が SMART Failure のデータ復旧事例

現象:SMART Failureで起動不可 OS:Lion メーカー:Apple 原因:ハードディスク故障 フラグ: データ復旧成功 ・MacBook Pro の故障状況、症状などについて(お客様談) お客様談:MacBook Pro が SMART Failure で起動不可になってしまった。数か月前からあれ?と思うような一時的なトラブルがあり、そろそろバックアップを取ったほうが良いかなと思っていた。他のMacマシンにUSB接続してもデータが取り出せず。データ復旧を行う他社さんで診断してもらったところ、20万円を超える見積りだった。 ・MacBook Pro の SMART Failure の原因と補足について タイプ     : 経年劣化型 その他ポイント: 誤作動有り コンディション: 悪い *用語については当社で勝手に名付けています。 ハードディスクにセクタ不良が発生していました。こちらの画像はハードディスクの SMART 情報です。なお、SMART 情報はハードディスクの記録であり、フリーソフトなどで簡単に調べられます。またセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が劣化して弱くなる故障です。磁力が劣化し、弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。 セクタ不良はハードディスクの宿命的な故障です。書き込み時は磁力を変更するため、負荷がかかり疲労が溜まります。そしていつかは磁力が劣化して弱くなります。そこでおまけのセクタが準備されていて、セクタ不良が起きるとおまけを使います。「05:代替処理済みのセクタ数」がそのおまけで、限界までおまけを使っています。なお、「C5:代替処理保留中のセクタ数」と「C6:回復不可能セクタ数」はカウントされていないため、限界は超えていないことがわかります。 このような数値は、典型的な寿命です。稼働時間も1万時間を超えていますので経年劣化と判断して間違いないでしょう。以上は数値上の補足です。数値では見えない状況については以下に進みます。 作業を進めてみると、アカウントのフォルダが消えていました。ファイルシステムという、ファイルを管理する情報が消えていますので、誤作動が考えられます。また転送速度が低下していて動作が遅くなっている状

スタートアップ修復後に「 Windows ブート マネージャー」のデータ復旧事例

現象:Windows ブート マネージャー画面で起動不可 OS:Windows7 メーカー:Sony VAIO 原因:ハードディスク故障 フラグ: データ復旧成功 ・Windows ブート マネージャーの故障状況、症状などについて(お客様談) お客様談:打合せから戻ると、マウスがクルクルマークになっていた。さらに何をクリックしても開かず、マウスだけが動いているようだった。仕方なく強制終了すると、今度はスターアップ修復がはじまった。30分待っても終わらないため、放置し帰宅することに。翌日出社するとスタートアップ修復が終わっていなかった。強制終了すると、今度は「 Windows ブート マネージャー」でスタートアップ修復すらできなくなってしまった。 ・Windows ブート マネージャーの故障の原因と補足について タイプ     : 経年劣化型 その他ポイント: 異常表示あり、誤作動あり、先頭のみ不良、S.M.A.R.T エラーを確認 コンディション: 普通 *用語については当社で勝手に名付けています。 ハードディスクにセクタ不良が発生していました。こちらの画像はハードディスクの SMART 情報です。なお、SMART 情報はハードディスクの記録であり、フリーソフトなどで簡単に調べられます。またセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が劣化して弱くなる故障です。磁力が劣化し、弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。 セクタ不良はハードディスクの宿命的な故障です。書き込み時は磁力を変更するため、負荷がかかり疲労が溜まります。そしていつかは磁力が劣化して弱くなります。そこでおまけのセクタが準備されていて、セクタ不良が起きるとおまけを使います。「05:代替処理済みのセクタ数」がそのおまけですが、しきい値よりも現在値及び最悪値が下回っており、「ボロボロになるまで使い切った」という解釈ができます。また「C5:代替処理保留中のセクタ数」がカウントされており、おまけがいっぱいで保留にしているセクタ情報もあるという意味です。 このブログでの SMART 情報の公開は前回からはじまっており、件数が少ないので言葉での表現が難しいところがありますが… 実はこのように異常表示になるま

「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」で起動しないのデータ復旧事例

現象:S.M.A.R.T Failure でパソコンが起動しない OS:Windows7 メーカー:DELL vostro 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談: Windows Vista モデルで購入したが、2年前にハードディスク故障があり。その際に 1TB のハードディスク & Windows7 にアップした。最近メモリも増設し、すごく快調に使えていた。ところが突然「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~ 」が表示されて、起動しない。「F1」キーを押すと画面は変わるが、次の真っ黒画面で停止する。他社さんに持ち込んだところ、ハードディスクのヘッド交換が必要ということで 30万円以上の見積もりになった。ここ半年間だけ救出できれば、それ以前はバックアップがある。 ・補足 この「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」は、ハードディスクに基準値を超える劣化があると表示され、バックアップを促します。 このトラブルの概要については、 SMART Failure(SMART エラー)の原因と対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、パソコン側が検出するトラブルであり、Windows7 、Vista 、XP でも Linux でも起こるトラブルです。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」が表示され、さらにはパソコンが起動しない状態でした。ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。 なお、あくまでも基準値ベースでの警告のため、今回のようにパソコンが起動しなくなるケースもあれば、警告すらなく起動しなくなるケースもあります。しかし、まだかろうじて動作する段階で警告が入ることもありますので今回のようなメッセージが表示された場合はセーフモードの起動を試しデータをバックアップしてください。 ちなみにセーフモードの起動方法については、電源を入れてメ

RAID1「ファイルまたはディレクトリが壊れているため」の復旧事例

現象:RAID1のUSB-HDDが「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」で開けない OS:なし。ハードウェアRAID メーカー:? 日立製HDD×2台 原因:ハードディスク故障(セクタ不良)「SMART Failer」エラーあり フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:RAID1のUSBハードディスクをパソコンに接続し、共有フォルダの設定を行い使っていた。他のパソコンから共有フォルダが開けないと聞き、確認したところ「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が表示され開けない。chkdsk コマンドを試したところ、途中のパーセンテージで進まなくなり電源断。その後からドライブが表示されるまで異常に時間がかかるようになった。ケースから 2つのハードディスクを取り出し、パソコンのセカンダリに接続すると両方とも「SMART Failer」エラーが表示される。両方のハードディスクが故障してしまうとは想定外だった。 ・補足について この「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」は、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありません。ハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。そして Windows7 や Vista 、XP でも起こるトラブルです。 このトラブルの概要については、 「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」エラーの原因と対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 また「SMART Failer」はハードディスク障害のエラーメッセージです。ハードディスクに基準値を超える劣化があるとこのメッセージを表示し、バックアップを促します。このトラブルの概要については、 SMART Failure(SMART エラー)の原因と対処法 で確認してください。 RAID1 や RAID5、10 は複数のディスクにバックアップを持つため、仮にひとつのディスクに故障が発生しても停止することはありません。そして理論上故障に強いのですが、同時に複数のディスクが壊れてしまってはデータを保護できません。今回のように搭載されているハ

「S.M.A.R.T Failure」SONY VAIO の復旧事例

現象:「S.M.A.R.T Failure・・・」でパソコンが起動しない OS:Windows Vista メーカー:SONY VAIO 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:パソコンがフリーズしたため電源を切った。再起動すると「S.M.A.R.T Failure・・・」が表示される。メーカーに問い合わせ、指示されるままちょこちょこと試したが起動せず、次に表示される「黒い画面」で停止する。修理に出してもデータは無くなる(取り出せない)と言われる。 ・補足 SMART機能でエラーが検出される理由はハードディスクの障害です。ハードディスクに基準値を超える劣化があるとこのメッセージを表示し、バックアップを促します。このトラブルの概要については、 SMART Failure(SMART エラー)の原因と対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、パソコン側が検出するトラブルであり、Windows7 、Vista 、XP でも Linux でも起こるトラブルです。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「S.M.A.R.T Failure・・・」が表示され、さらにはパソコンが起動しない状態でした。ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。 なお、あくまでも基準値ベースでの警告のため、今回のようにパソコンが起動しなくなるケースもあれば、警告すらなく起動しなくなるケースもあります。しかし、まだかろうじて動作する段階で警告が入ることもありますので「SMART Failure(SMART エラー)」メッセージが表示された場合はセーフモードの起動を試しデータをバックアップしてください。 ちなみにセーフモードの起動方法については、電源を入れてメーカーロゴが表示された後に、キーボードの「F8」キーをタンタン叩きます。すると Windows XP であれば「 Windows 拡張オプションメニュウ」画面、Windows7(Vista)は「 Windows エラー回復処理」画面が表示されるので、この画面に表示されている「セーフモード」を選択しま

「SMART機能でエラーが検出されました」Windows7 富士通FMV-BIBLO の復旧事例

現象:「SMART機能でエラーが検出されました」が表示されパソコンが起動しない OS:Windows7 メーカー:富士通 FMV-BIBLO 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:電源を入れると「SMART機能でエラーが検出されました。0: WDC WD3200BEVS-16VATO 警告:すぐにデータをバックアップして、交換してください。ハードディスクドライブ。故障が発生する可能性があります。<F1>キーを押すと、継続します。」が表示される。キーボードの「F1」キーを押してもこの警告画面に戻ってしまいパソコンが起動しない。1年程度しか使用していない。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「SMART機能でエラーが検出されました」メッセージが表示され、さらにはパソコンが起動しない状態でした。ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。 SMART機能でエラーが検出される理由はハードディスクの障害です。基準値を超える劣化があるとこのメッセージを表示し、バックアップを促します。このトラブルの概要については、 SMART Failure(SMART エラー)の原因と対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、あくまでも基準値ベースでの警告のため、今回のようにパソコンが起動しなくなるケースもあれば、警告すらなく起動しなくなるケースもあります。しかし、まだかろうじて動作する段階で警告が入ることもありますので、「SMART機能でエラーが検出されました」メッセージが表示された場合はセーフモードの起動を試しデータをバックアップしてください。 ちなみにセーフモードの起動方法については、電源を入れてメーカーロゴが表示された後に、キーボードの「F8」キーをタンタン叩きます。すると Windows XP であれば「 Windows 拡張オプションメニュウ」画面、Windows7(Vista)は「 Windows エラー回復処理」画面が表示されるので、この画面に表示されている「セーフモード」を選択します。 もしセーフモードでも起動ができない場