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「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」で起動しないのデータ復旧事例

現象:S.M.A.R.T Failure でパソコンが起動しない OS:Windows7 メーカー:DELL vostro 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談: Windows Vista モデルで購入したが、2年前にハードディスク故障があり。その際に 1TB のハードディスク & Windows7 にアップした。最近メモリも増設し、すごく快調に使えていた。ところが突然「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~ 」が表示されて、起動しない。「F1」キーを押すと画面は変わるが、次の真っ黒画面で停止する。他社さんに持ち込んだところ、ハードディスクのヘッド交換が必要ということで 30万円以上の見積もりになった。ここ半年間だけ救出できれば、それ以前はバックアップがある。 ・補足 この「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」は、ハードディスクに基準値を超える劣化があると表示され、バックアップを促します。 このトラブルの概要については、 SMART Failure(SMART エラー)の原因と対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、パソコン側が検出するトラブルであり、Windows7 、Vista 、XP でも Linux でも起こるトラブルです。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」が表示され、さらにはパソコンが起動しない状態でした。ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。 なお、あくまでも基準値ベースでの警告のため、今回のようにパソコンが起動しなくなるケースもあれば、警告すらなく起動しなくなるケースもあります。しかし、まだかろうじて動作する段階で警告が入ることもありますので今回のようなメッセージが表示された場合はセーフモードの起動を試しデータをバックアップしてください。 ちなみにセーフモードの起動方法については、電源を入れてメ

Linkstation 赤ランプ点滅で起動しないのデータ復旧事例 LS-WX2.0TL/R1

現象:赤ランプ点滅で LinkStation を認識しない。 OS:Linux RAID0 XFS フォーマット メーカー:BUFFALO LS-WX2.0TL/R1(1TB×2) 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・Linkstation 赤ランプ点滅の状況について お客様談:朝一番で「LinkStation の特定のフォルダが開けない」と言われたが、自分のパソコンからは問題なかった。ちょっとしたトラブルかと思ったが「今は開けます。また開かない。」というやりとりが何回かあり。いやな予感がしたので、終業時からバックアップをはじめる。しかし、コピーに失敗。最後は赤ランプ点滅になり、起動せず、認識すらしなくなってしまった。他部署と情報共有で立てて、設置当初はサブ的なものだった。そして RAID0 のまま使っていた。また管理外としていたのでバックアップがない。 ・LinkStation の補足について 「設置当初はサブ的な用途だったのですが、使っているうちに重要なデータも置くようになった」これはよく聞くことです。利便性が高く、想定以上に使い込まれていくケースもありますので Linkstation などの NAS を設置するときはバックアップ用のハードディスクも合わせて購入したほうが良いでしょう。 なお、NAS トラブル全般については、 NAS のデータ復旧を大実験!仕組みを大公開 と LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 も確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、今回のように状況が悪化する場合は機器の故障も十分に考えられます。「 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 」で検査方法も紹介していますのでこちらもぜひ確認してください。 ・LinkStation のデータ復旧と注意点について ハードディスク検査の結果、1番のハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありませ

Windows7 Missing operating system の起動修復事例

現象:Missing operating system で起動しない OS:Windows7 メーカー:東芝 dynabook 原因:熱暴走 フラグ: 起動修復成功 ・Windows7 Missing operating system の状況について お客様談:パソコン使用中、急にガラガラ音が鳴り始めた。何だろうと思っているうちに画面が「ブルースクリーン」になり強制終了した。再度電源を入れると「 Missing operating system 」でパソコンが起動しない。NEC さんのホームページでしたが、対処法が載っていたので試してみる。しかし、解決せず。バックアップがないのでデータだけでも救出したい。 ・コメント お客様よりコメントを頂きました。なお、起動修復できない重症な原因でもデータの取り出しは可能です。 バックアップを取ってないまま昨日突然「missing OS」が出たので、どうなることかと思いましたが、HDDのとり外し→とり付けで 直ったので安心しました。 ありがとうございました。 ・補足 「 Missing operating system 」の原因は Windows やドライバといったプログラムの障害ではなく、ハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。そして Windows の採用する NTFS フォーマットであれば表示されるエラーであり、Windows7 や Vista でも起こるトラブルです。 このトラブルの概要については、 「 Missing operating system 」でパソコンが起動しないときの対処法  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、Windows7、Vista の場合は、Windows DVD のスタートアップ修復で簡単に直ることもあります。 ・作業内容と注意点について まずはハードディスクに故障がないかを検査しました。万が一、ハードディスクに故障がある場合は通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れがあり、直すつもりがむしろデータを壊してしまう恐れがあり要注意です。 ハードディスクに故障がないことを確認し、Windows7 DVD で起動修復を試しました。ところが BIOS 上でハードディスクや

特定フォルダのみ「アクセスできません」エラーの復旧事例

現象:USBハードディスクの特定フォルダが開けない。 OS:なし メーカー:BUFFALO 原因:論理障害 フラグ: データ復旧成功 ・USBハードディスクの特定フォルダが開けない状況について お客様談:USBハードディスクの特定フォルダが「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」で開けなくなった。数日間使っていなかったので気付かなかったが、先日、間違えてコンセントを抜いてしまったのが原因かもしれない。データ復旧ソフトを試すが、削除済みデータのみが出てきた。目的のデータはなかった。 ・補足 「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」は、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありません。USBメモリのボリュームの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。 ちなみにですが、USB機器側のトラブルですので、Windows7 や Vista 、XP のどのパソコンに接続しても同じエラーが表示されます。 このトラブルの概要については、 「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」エラーの原因と対処法  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ・原因と注意点について ファイルシステムに不整合が発生し、USBハードディスクの特定フォルダが開けない状況でした。しかし、データを構成する情報が多く残っていましたので無事救出できました。お客様にご確認いただきOKでした(約120GB)。 なお、パーテーション情報がおかしくなったときもボリュームの設定値に不整合が起きるので「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が発生します。ところが今回のようにファイルシステムの不整合が原因の場合もあります。 もしトラブルの原因がファイルシステムの不整合の場合は、testdisk などでパーテーション情報は操作しないでください。原因とマッチしない処置を行うと、データを再構築できなくなります。うかつな修復作業はむしろ悪化させてしまうことがありますのでここは要注意です。 ちなみにですが、データ復旧ソフトはオートマチックで簡単に作業ができる反面で、細かい設定をすることができません。そ

Win7 「 Windows ブート マネージャー」画面で操作不能のデータ復旧事例

現象:Windows ブート マネージャー画面で停止する OS:Windows7 メーカー:東芝 Dynabook 原因:ハードディスク故障 フラグ: データ復旧成功 ・Windows ブート マネージャー画面で操作不能の状況について お客様談:動画再生中にフリーズした。パソコンの操作も遅かったと思う。しかたなく強制終了すると、その後から「 Windows ブート マネージャー」画面で停止し、操作ができない。ネットで調べて「コンピュータの修復」を実行しようと思ったが、キーボードの「F8」キーを押しても「 Windows ブート マネージャー」画面しか表示されず、試すことができなかった。何回か試しているうちに「 dynabook 」ロゴ画面の表示までもが遅くなってしまった。 ・補足 「 Windows ブート マネージャー」画面で停止する場合、Windows7 を起動するために使われる「 bootmgr 」ファイルに不具合が発生しているため表示されます。そして Windows7 DVD から改善する場合もあります。概要については、 「Windows ブート マネージャー」でパソコンが起動しないときの対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、電源投入時の画面(ここでは dynabook ロゴ画面)が遅くなるようなケースでは、ハードディスク故障の可能性もあるため、修復作業を行う場合はよくよく注意してください。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「 Windows ブート マネージャー 」画面が表示される状態でした。ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。 ハードディスク故障が原因の可能性もありますので、修復作業を行う場合は注意深く行ってください。失敗したメッセージが表示される場合、修復作業中に固まる場合、動作が遅く進行が進まない場合、おおよそですが1時間を超えた場合は異常と考えたほうが良いでしょう。悪化させてしまう恐れもあります。 また 1回失敗したものが 2回目で成功するということは理論的にありません。通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。悪化

「Windows ロゴで止まる」のデータ復旧事例

現象:Windows ロゴ画面で止まる OS:Windows7 メーカー:Sony VAIO 原因:ハードディスク故障 フラグ: データ復旧成功 ・「Windows ロゴで止まる」の状況について お客様談:数日前からパソコンの動作が急激に遅くなることがあった。起動時間はだいぶ遅くなった。しかし、それ以外は普通に使えていた。システム担当に見てもらったところ、ウイルスではないということだった。仕事に追われていたため、後日メンテナンスをしてもらう約束をした。ところが今日になって Windows ロゴで止まり、パソコンが起動しなくなってしまった。ここ数日間で作成・変更したデータとメールのバックアップがない。 ・補足 Windows ロゴ画面で停止する場合ですが、Windows やドライバといったプログラムに障害が発生しています。そして「スタートアップ修復」という自己修復機能で改善する場合もあります。概要については、 Windows ロゴで再起動または停止してしまう場合の対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、数日前からパソコンの動作が急激に遅くなる、固まるという現象がある場合は、部品故障が原因ということも十分に考えられます。念のため、バックアップはこまめに取って様子を見てください。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「 Windows ロゴで止まる 」状態でした。ちなみにセクタ不良とは「ハードディスク記録面の磁力が弱くなる」故障です。磁力の弱くなった部分については、読み出すことも書き込むこともできません。 なお、連続して続いたセクタ不良のブロックがたびたびあり、読み込めなかったデータもありましたが、バックアップしていない重要なデータは救い出せたということでお客様にご確認いただきOKでした。 購入から 3年未満のPCのハードディスク故障が目立ちます。お持ちこみいただいたPCのすべてが Windows7 だけの日ということもあります。購入から日が浅ければ壊れないということはありません。機械ものですので、どうしても故障が起きてしまうことも。ここは油断せず、日頃からバックアップしてください。当社ではバックアップシステムの構築サービスも行っておりますのでお困りの際はお声掛けください。 作業期間:3日間。データ復旧。 コメン

電源がすぐ切れるメモリ型ビデオカメラ SONY の復旧事例

現象:内臓メモリ型デジタルハイビジョンカメラの電源がすぐ切れる OS:なし メーカー:SONY HDR-CX370V 原因:電源トラブル フラグ: データ復旧成功 ・ビデオカメラの故障状況について お客様談:半年分の録画データをバックアップしようとしたところ、ビデオカメラ(SONY HDR-CX370V)の電源がすぐ切れてしまう。パソコンとの接続を外し、ビデオカメラ単体の状態でも、やはり電源がすぐに切れる。バッテリーも外したがダメ。延長保証があり購入した家電量販店に持ち込むと、電源トラブルの可能性が高く、直すならメーカー修理しかなく、データは消えてしまうと聞く。またデータ復旧会社というものを教えてもらう。ネット検索で調べ何件か電話したところ、内臓メモリ型のビデオカメラで電源が入らない状態となると対応していないと言われた。たまたま当社のことを知り、職場から近いこともあってお願いした。 ・補足と注意点について ちなみに写真は色違いですが、2台とも SONY HDR-CX370V です。同じ日に別々のお客様が持ち込まれました。落下したり衝撃を与えるようなことはなく、どちらとも普通に使っていてのトラブルです。このように 2、3年の使用でさらに普通に使っていて壊れたビデオカメラの復旧依頼もありますので、録画データはこまめに SDカードにコピーしたり DVDに焼くなどしてバックアップしてください。又はパソコン&外付けハードディスクにバックアップしてください。 内臓メモリ型のビデオカメラは従来のハードディスクタイプと違い、汎用部品ではないため特殊です。そのため、電源が入らない状態になってしまうと対応していない会社さんが多く、また対応していても高額です。ただし電源が入らないだけで録画データに損傷はありません。電源がクリアできれば100%データが取り出せます。とはいえ、メーカー修理になると購入時の状態で戻り、データはなくなってしまいますので、ここは要注意です。 なお、このトラブルの詳細とその他注意点については、 「ビデオカメラの電源がすぐ切れる(内臓メモリ)」の原因と注意点 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ・電源がすぐ切れるビデオカメラのデータ復旧 電源系のトラブルでしたので、録画データに問題はありませんでした。救出した録画データをお客様にご確認いた