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特定フォルダのみ「アクセスできません」エラーの復旧事例


現象:USBハードディスクの特定フォルダが開けない。
OS:なし
メーカー:BUFFALO
原因:論理障害
フラグ:データ復旧成功



・USBハードディスクの特定フォルダが開けない状況について

お客様談:USBハードディスクの特定フォルダが「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」で開けなくなった。数日間使っていなかったので気付かなかったが、先日、間違えてコンセントを抜いてしまったのが原因かもしれない。データ復旧ソフトを試すが、削除済みデータのみが出てきた。目的のデータはなかった。


・補足

「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」は、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありません。USBメモリのボリュームの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。

ちなみにですが、USB機器側のトラブルですので、Windows7 や Vista 、XP のどのパソコンに接続しても同じエラーが表示されます。

このトラブルの概要については、「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」エラーの原因と対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。


・原因と注意点について

ファイルシステムに不整合が発生し、USBハードディスクの特定フォルダが開けない状況でした。しかし、データを構成する情報が多く残っていましたので無事救出できました。お客様にご確認いただきOKでした(約120GB)。

なお、パーテーション情報がおかしくなったときもボリュームの設定値に不整合が起きるので「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が発生します。ところが今回のようにファイルシステムの不整合が原因の場合もあります。

もしトラブルの原因がファイルシステムの不整合の場合は、testdisk などでパーテーション情報は操作しないでください。原因とマッチしない処置を行うと、データを再構築できなくなります。うかつな修復作業はむしろ悪化させてしまうことがありますのでここは要注意です。

ちなみにですが、データ復旧ソフトはオートマチックで簡単に作業ができる反面で、細かい設定をすることができません。そのため、複雑なトラブルになると失敗します。そこで作業については何回も試さず1回だけ試してください(失敗する場合は何回試しても失敗します)。

もしハードディスク故障が原因の場合は通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。ここは注意してください。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れがあり重要なデータほどお早めにご相談ください。

作業期間:1日間。データ復旧のみ。
コメントを付けているため、すべての事例を紹介できませんが、もしお困りの際は実績豊富な当社へご相談ください! 関東エリアは出張作業もやってます!


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