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LinkStation RAID0 のデータ復旧事例



現象:LinkStation 赤ランプ点滅で起動しない
OS:Linux
メーカー:BUFFALO社(500GB×2台、RAID0)
原因:ハードディスク障害(セクタ不良)
フラグ:データ復旧成功



・状況について

お客様談:出勤時、LinkStation の共有フォルダへアクセスしようとしたところ開けない。再び電源を入れ直したときに赤ランプが点滅していることに気付いた。機械ものは苦手だが赤ランプは異常な気がして BUFFALO社へ問い合わせた。機械の故障と聞き、さらに保存されているデータは無くなると聞く。保存してあるデータを作り直すと、制作中のデータが納期に間に合わない。しかし、他社さんでは30万と高額な見積もりに驚き、諦めようと思った。取り急ぎ入稿データが心配だが、そもそも RAID0 や Linux で特殊など LinkStation という製品をよく知らずに購入していた。今後どのようにデータを管理すればよいか??? 今後のトラブルも心配。


・補足

LinkStation のトラブルの概要と注意点については、LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。

ちなみにですが、USB で接続する外付ハードディスクと違い LinkStation のような LAN で接続するハードディスクには OS が搭載されています。USB 機器はパソコンに接続しパソコン側でコントロールするため単に入れ物ですが、LAN で接続するハードディスクは LAN 上のパソコンからのリクエストを待ったり応答するなど、機器自体が自立して処理しなければ機能しません。そのためには OS とアプリケーションが必要であり、つまり小さなサーバーマシンです。そして USB or LAN という接続の方式が違うだけというわけではありません。根本の仕組みから違います。

また RAID0 とは複数のディスクを1つとして扱うため並行処理ができます。並行処理のためスピードが格段に速くなる反面で Fail が起きるとトラブル発生前に戻せる仕組みがありません。この他の RAID には 1 と 5 があり、そちらはトラブル発生前に戻せる仕組みが備わっています。RAID0 は安全装置のないスピードを追求した仕様といえるでしょう。さらに LinkStation は XFS というデータ復旧が難しいフォーマットを採用しています。

価格も安く、手軽に使える機器のような印象を持ってしまいますが、ロジックは複雑です。さらに故障が起きた時の被害は大きいため、バックアップをとりデータ消失を予防してください。

なお、LinkStation 自体にバックアップ機能がありますので、今後はバックアップ設定をしっかり行って対策してください。当社ではバックアップシステムの構築サービスも行っておりますのでぜひお声掛けください。


・原因と注意点について

2つのハードディスクが搭載されていますが、両方とも先頭に多くのセクタ不良がありました。そして OS が起動できず、赤ランプ点滅で機能停止していました。ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。

自作ではメーカーや機種違いのハードディスクを搭載させることができますが、既製品は機種が同じであったり、さらにはロットが同じというケースもあります。つまり同時期に生産されたハードディスクのため、今回のように同時に壊れることも多々あります。RAID1 や RAID5 は理論上故障に強いのですが、同時にディスクが壊れてしまってはデータを保護できません。どの RAID 構成であってもバックアップをとって保護してください。

なお、ハードディスクに故障がある場合は通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがありますのでここは注意してください。ちなみに修復を試す場合はまずディスクの検査を行い、作業については何回も試さず1回だけ試してください(失敗する場合は何回試しても失敗します)。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れがあり、重要なデータがある場合はいろいろと試す前にぜひご依頼ください。

作業期間:1日間。データ復旧。
コメントを付けているため、すべての事例を紹介できませんが、もしお困りの際は実績豊富な当社へご相談ください! 関東エリアは出張作業もやってます!


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