スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

「ディスクはフォーマットされていません」で開けないハードディスクの復旧事例

現象:「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか? 」で開けない OS:なし メーカー:Buffalo社 原因:ハードディスク障害(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:何回も再起動させたがパソコンの起動に 10分くらいかかり、デスクトップが表示された後も、操作が異常に遅い。CMOS クリアなどをしているうちに症状が改善した。ところが外付けハードディスクを接続すると再発する。さらには外付けハードディスクをクリックすると「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか? 」で開けない。外付けハードディスクを近所の PC ショップに持ち込んだところ、完全に壊れているので、データ復旧専門の会社へ持ち込んでくださいと提案を受けた。業務上データのアーカイブを保存してある。 ・補足について 「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか? 」とはディスクの記録方式が不明なときに発生します。概要については、 外付けハードディスク「フォーマットされていません」の原因 デジタルカメラ、USBメモリ  及び なぜ「フォーマットされていません」エラーが発生するの? その注意点も  及び 「今すぐフォーマットしますか」フォーマットしては駄目です  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 また今回のようにパソコンの操作が遅くなるようなケースについては、ハードディスクが壊れていると判断して間違いないでしょう。ハードディスクに故障があると通電しているだけでも悪化させてしまいます。通電時間の長さに比例して、悪化が進む恐れもあります。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れもあり、重要なデータが保存されている場合は、お早めにご依頼ください。 ・原因と注意点について セクタ不良でハードディスクの記録方式が読み込めず「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか? 」が表示されていました。ちなみにセクタ不良とは「ハードディスク記録面の磁力が弱くなる」故障です。磁力の弱くなった部分については、読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。 今回、セクタ不良はそんなに発生していないものの、セクタ不良の代替

「 Windows ブート マネージャー」で停止するのデータ復旧事例

現象:Windows ブート マネージャー画面で起動できず OS:Windows7 メーカー:富士通 FMV 原因:ハードディスク故障 フラグ: データ復旧成功 ・Windows ブート マネージャー画面で停止するの状況について お客様談:パソコン終了時に Windows アップデートが毎回入り、さらに毎回失敗する。その他の異常は感じなかったが、会社のルールでアップデート厳守になっているため、システム担当に相談した。バックアップをとってから初期化する予定だったが、バックアップをとる前に「 Windows ブート マネージャー」画面で起動しなくなってしまった。主データはバックアップがあるので影響はない。当社料金体系なら、こまごましたデータを作り直すよりも良いと思いデータ復旧をお願いすることにした。 ・補足 「 Windows ブート マネージャー」画面で停止する場合、Windows7 を起動するために使われる「 bootmgr 」ファイルに不具合が発生しているため表示されます。そして Windows7 DVD から改善する場合もあります。概要については、 「Windows ブート マネージャー」でパソコンが起動しないときの対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、今回のようにトラブルが続くときは、ハードディスク故障の可能性もあるため、Windows DVD で修復作業を行う場合はよくよく注意してください。ハードディスク故障の場合は、通電時間が長ければ長いほど悪化させてしまう恐れがあります。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう可能性があります。 ちなみに失敗したメッセージが表示される場合、修復作業中に固まる場合、動作が遅く進行が進まない場合、おおよそですが1時間を超えた場合は異常と考えたほうが良いでしょう。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「 Windows ブート マネージャー 」画面が表示される状態でした。ちなみにセクタ不良とは「ハードディスク記録面の磁力が弱くなる」故障です。磁力の弱くなった部分については、読み出すことも書き込むこともできません。 しかし、ハードディスクの先頭に不良セクタが密集していたものの、それ以外はきれいでコンディションは良い状態でした。救出したデータをお客様にご確認いただきO

「Windows ロゴ画面で再起動する」のデータ復旧事例

現象:Windows ロゴ画面で再起動してしまう OS:Windows7 メーカー:BTO 原因:ハードディスク故障 フラグ: データ復旧成功 ・「Windows ロゴ画面で再起動する」の状況について お客様談:いつもどおり使用し電源を落としたが、メールを忘れていて再び電源を入れた。するとなぜか起動時間がかかり、さらにはエラーが出た。それでもメールは問題なく完了し、使用中にエラーなど問題もなかった。翌日、やはり起動時間がかかったが、エラーはなく普通に使えていた。ところが突然電源が落ちてしまい、それ以降は Windows ロゴで再起動してしまう。セーフモード不可。ハンディカムの録画データなど大きなデータが多く、バックアップは取っていなかった。 ・補足 Windows ロゴ画面で再起動や停止する場合、Windows やドライバといったプログラムに障害が発生しています。そして「スタートアップ修復」という自己修復機能で改善する場合もあります。概要については、 Windows ロゴで再起動または停止してしまう場合の対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、パソコンの動作が急激に遅くなる、固まるという現象がある場合は、部品故障が原因ということも十分に考えられます。念のため、バックアップはこまめに取って様子を見てください。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「 Windows ロゴで止まる 」状態でした。ちなみにセクタ不良とは「ハードディスク記録面の磁力が弱くなる」故障です。磁力の弱くなった部分については、読み出すことも書き込むこともできません。 なお、C ドライブの領域にセクタ不良のブロックがありましたが、幸いなことに重要なデータを保存してある D ドライブはきれいな状態でした。ほぼ完全な状態でデータを取り出すことができました。お客様にデータをご確認いただきOKでした。 購入から 3年未満のPCのハードディスク故障が目立ちます。お持ちこみいただいたPCのすべてが Windows7 だけの日ということもあります。購入から日が浅ければ壊れないということはありません。機械ものですので、どうしても故障が起きてしまうことも。ここは油断せず、日頃からバックアップしてください。当社ではバックアップシステムの構築サービスも行っておりま

「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」で起動しないのデータ復旧事例

現象:S.M.A.R.T Failure でパソコンが起動しない OS:Windows7 メーカー:DELL vostro 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談: Windows Vista モデルで購入したが、2年前にハードディスク故障があり。その際に 1TB のハードディスク & Windows7 にアップした。最近メモリも増設し、すごく快調に使えていた。ところが突然「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~ 」が表示されて、起動しない。「F1」キーを押すと画面は変わるが、次の真っ黒画面で停止する。他社さんに持ち込んだところ、ハードディスクのヘッド交換が必要ということで 30万円以上の見積もりになった。ここ半年間だけ救出できれば、それ以前はバックアップがある。 ・補足 この「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」は、ハードディスクに基準値を超える劣化があると表示され、バックアップを促します。 このトラブルの概要については、 SMART Failure(SMART エラー)の原因と対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、パソコン側が検出するトラブルであり、Windows7 、Vista 、XP でも Linux でも起こるトラブルです。 ・原因と注意点について ハードディスクにセクタ不良があり「NOTICE – Hard Drive SELF MONITORING SYSTEM ~」が表示され、さらにはパソコンが起動しない状態でした。ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。 なお、あくまでも基準値ベースでの警告のため、今回のようにパソコンが起動しなくなるケースもあれば、警告すらなく起動しなくなるケースもあります。しかし、まだかろうじて動作する段階で警告が入ることもありますので今回のようなメッセージが表示された場合はセーフモードの起動を試しデータをバックアップしてください。 ちなみにセーフモードの起動方法については、電源を入れてメ

Linkstation 赤ランプ点滅で起動しないのデータ復旧事例 LS-WX2.0TL/R1

現象:赤ランプ点滅で LinkStation を認識しない。 OS:Linux RAID0 XFS フォーマット メーカー:BUFFALO LS-WX2.0TL/R1(1TB×2) 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・Linkstation 赤ランプ点滅の状況について お客様談:朝一番で「LinkStation の特定のフォルダが開けない」と言われたが、自分のパソコンからは問題なかった。ちょっとしたトラブルかと思ったが「今は開けます。また開かない。」というやりとりが何回かあり。いやな予感がしたので、終業時からバックアップをはじめる。しかし、コピーに失敗。最後は赤ランプ点滅になり、起動せず、認識すらしなくなってしまった。他部署と情報共有で立てて、設置当初はサブ的なものだった。そして RAID0 のまま使っていた。また管理外としていたのでバックアップがない。 ・LinkStation の補足について 「設置当初はサブ的な用途だったのですが、使っているうちに重要なデータも置くようになった」これはよく聞くことです。利便性が高く、想定以上に使い込まれていくケースもありますので Linkstation などの NAS を設置するときはバックアップ用のハードディスクも合わせて購入したほうが良いでしょう。 なお、NAS トラブル全般については、 NAS のデータ復旧を大実験!仕組みを大公開 と LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 も確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、今回のように状況が悪化する場合は機器の故障も十分に考えられます。「 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 」で検査方法も紹介していますのでこちらもぜひ確認してください。 ・LinkStation のデータ復旧と注意点について ハードディスク検査の結果、1番のハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありませ

Windows7 Missing operating system の起動修復事例

現象:Missing operating system で起動しない OS:Windows7 メーカー:東芝 dynabook 原因:熱暴走 フラグ: 起動修復成功 ・Windows7 Missing operating system の状況について お客様談:パソコン使用中、急にガラガラ音が鳴り始めた。何だろうと思っているうちに画面が「ブルースクリーン」になり強制終了した。再度電源を入れると「 Missing operating system 」でパソコンが起動しない。NEC さんのホームページでしたが、対処法が載っていたので試してみる。しかし、解決せず。バックアップがないのでデータだけでも救出したい。 ・コメント お客様よりコメントを頂きました。なお、起動修復できない重症な原因でもデータの取り出しは可能です。 バックアップを取ってないまま昨日突然「missing OS」が出たので、どうなることかと思いましたが、HDDのとり外し→とり付けで 直ったので安心しました。 ありがとうございました。 ・補足 「 Missing operating system 」の原因は Windows やドライバといったプログラムの障害ではなく、ハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。そして Windows の採用する NTFS フォーマットであれば表示されるエラーであり、Windows7 や Vista でも起こるトラブルです。 このトラブルの概要については、 「 Missing operating system 」でパソコンが起動しないときの対処法  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、Windows7、Vista の場合は、Windows DVD のスタートアップ修復で簡単に直ることもあります。 ・作業内容と注意点について まずはハードディスクに故障がないかを検査しました。万が一、ハードディスクに故障がある場合は通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れがあり、直すつもりがむしろデータを壊してしまう恐れがあり要注意です。 ハードディスクに故障がないことを確認し、Windows7 DVD で起動修復を試しました。ところが BIOS 上でハードディスクや

特定フォルダのみ「アクセスできません」エラーの復旧事例

現象:USBハードディスクの特定フォルダが開けない。 OS:なし メーカー:BUFFALO 原因:論理障害 フラグ: データ復旧成功 ・USBハードディスクの特定フォルダが開けない状況について お客様談:USBハードディスクの特定フォルダが「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」で開けなくなった。数日間使っていなかったので気付かなかったが、先日、間違えてコンセントを抜いてしまったのが原因かもしれない。データ復旧ソフトを試すが、削除済みデータのみが出てきた。目的のデータはなかった。 ・補足 「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」は、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありません。USBメモリのボリュームの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。 ちなみにですが、USB機器側のトラブルですので、Windows7 や Vista 、XP のどのパソコンに接続しても同じエラーが表示されます。 このトラブルの概要については、 「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」エラーの原因と対処法  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ・原因と注意点について ファイルシステムに不整合が発生し、USBハードディスクの特定フォルダが開けない状況でした。しかし、データを構成する情報が多く残っていましたので無事救出できました。お客様にご確認いただきOKでした(約120GB)。 なお、パーテーション情報がおかしくなったときもボリュームの設定値に不整合が起きるので「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が発生します。ところが今回のようにファイルシステムの不整合が原因の場合もあります。 もしトラブルの原因がファイルシステムの不整合の場合は、testdisk などでパーテーション情報は操作しないでください。原因とマッチしない処置を行うと、データを再構築できなくなります。うかつな修復作業はむしろ悪化させてしまうことがありますのでここは要注意です。 ちなみにですが、データ復旧ソフトはオートマチックで簡単に作業ができる反面で、細かい設定をすることができません。そ