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「Checking file system on c:」で再起動の起動修復事例


現象:「Checking file system on c:」画面で再起動する。
OS:Windows XP
メーカー:Sony VAIO
原因:論理障害
フラグ:起動修復成功



・状況について

お客様談:パソコンのスピードが速くなるというメンテナンスソフトを購入し、スキャンを実行した。チェックがはじまりいろいろと改善しているようだった。作業完了し再起動をかけると、そこから「Checking file system on c: 」画面になり、再起動を繰り返してしまう。セーフモードでの起動も不可。


・コメント

お客様よりコメントを頂きました。なお、起動修復できない重症な原因でもデータの取り出しは可能です。

セーフモード→ chkdsk →強制再起動のくり返し
となり、修復をお願しました。

無事修復し、データも復活し大変助かりました。
ありがとうございました。


・補足

この「Checking file system on c:」は Windows に備わっている自己修復機能です。ファイルシステムの不整合を修復します。Windows7、Vista、XP でも発生します。


・作業内容と注意点について

まずはハードディスクに故障がないかを検査しました。万が一、ハードディスクに故障がある場合は通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れがあり、直すつもりがむしろデータを壊してしまう恐れがあり要注意です。

ハードディスクに故障がないことを確認し、Windows XP の CD より「chkdsk」コマンドを実行しました。その結果起動するようになりましたが、起動後に Windows プログラムのエラーメッセージが多数表示され、デスクトップ画面も落ちてしまいました。パソコンのスピードが速くなるというメンテナンスソフトが誤作動し、きっと重要な関連付けやプログラムを壊してしまったのでしょう。

セーフモードよりシステムの復元を実行し、再起動をかけたところ、Windows のエラーもなくなり正常に起動するようになりました。

なお、お客様にご確認いただいたところ、データもOKでした。*起動トラブルでしたので起動修復により作業完了です。

作業期間:40分。
コメントを付けているため、すべての事例を紹介できませんが、もしお困りの際は実績豊富な当社へご相談ください! 関東エリアは出張作業もやってます!


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