スキップしてメイン コンテンツに移動

異音がしてパソコンが起動しないの復旧事例


現象:パソコンが再起動する(ハードディスクより異音あり)
OS:Windows7
メーカー: Acer(東芝製HDD)
原因:ハードディスク故障(ヘッド障害)
フラグ:データ復旧成功



・状況について

お客様談:パソコン起動時にスタートアップ修復が始まり、一晩かけて終了した。再起動後から異音がしてパソコンが勝手に再起動するようになった。以前パソコンを落下させてしまい東芝製のハードディスクに交換。電源を入れっぱなしなど特殊な使い方はせず、普通に使用していた。半年も使用していないのに故障してしまった。

異音と言ってもいろいろな音がありますので YouTube にアップしました。ちなみにですが、ここまで音がするのであれば完全に故障です。


・補足について

スタートアップ修復は Windows7(Vista)に備わっている自己修復機能です。Windows やドライバといったプログラムの障害を自動的に修復します。ちなみにですが Windows XP には自己修復機能はなく、もし XP で修復を試す場合は CD-ROM を使って行います。

このトラブルの概要については、「 Windows エラー回復処理」で起動できない場合の対処法 Windows7(Vista) で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。

なお「スタートアップ修復」で失敗する場合は「システムの復元」を実行します。作業方法については上記のコラムを読んでください。画像付きで解説しています。


・原因と注意点について

動画を再生すればわかるとおり異常な異音が出ています。ハードディスク故障が原因です。そして Windows やドライバといったプログラムの障害が発生し、自動的にスタートアップ修復がはじまったことがわかります。「一晩かけて終了した」とありますので、もともとハードディスクに故障があり、悪化させてしまったものと思います。

新しいハードディスクであっても壊れるときは壊れてしまいますので、まずはバックアップでデータを保護してください。

なお、今回のように急激に悪化するケースもありますが、じわりじわりとハードディスク故障が悪化するケースもありますので修復作業を行う場合は注意深く行ってください。購入からすぐであれば故障ではないと判断してしまいがちですが、新しいものでも故障する可能性はあります。ここは疑った目で見てください。

ちなみに、じわりじわりとハードディスク故障が悪化するケースの注意点ですが、もし修復を試し失敗した場合は再度試さないということです。 2回目で成功することは理論的にありませんし、ハードディスク故障と疑って間違いないでしょう。通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れがあり重要なデータほどお早めにご相談ください。

作業期間:13日間。データ復旧とパソコン修理。
コメントを付けているため、すべての事例を紹介できませんが、もしお困りの際は実績豊富な当社へご相談ください!


>>データ復旧サービスのご案内
Windows、Mac、外付HDD、USBメモリ、ビデオカメラなどのデータ復旧
Server・RAID・NAS、SQL Server、業務用システムなどのデータ復旧

このブログの人気の投稿

BitLocker回復キーを入力してもWindowsが起動しないトラブルの修復事例

  現象:BitLocker回復キーを求める画面ループでWindowsが起動しない OS:Windows11 メーカー:DELL 原因:誤作動 フラグ: 起動修復 ・状況について(お客様談) BitLocker回復キーを入力すると再起動してしまい、またBitLocker回復キーを入力する画面に戻ってきてしまう。データが重要。 ・作業内容と注意点について 電源を入れまして状況を確認しましたところ、詳細は以下の通りの動きをしていました。 1)”デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。”というブルースクリーン画面になり、自動的に再起動します。 2)再起動しますと、”自動修復を準備しています”メッセージが表示され、”PCを診断中”に移らずに、”デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。”ブルースクリーン画面になり、再起動します。 3)DELLロゴが表示された後で、BitLocker回復キーを求める画面が表示されます。 BitLocker回復キーを入力しますと、1)と2)になり、3)に戻ってくるというループでした。 回復ドライブから起動してメンテナンスを行おうとしたところ、”デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。”ブルースクリーン画面になってしまいました。 回復ドライブでの起動でもブルースクリーンになる場合は、マザーボードの誤作動や故障の可能性もでてきます。 まずは放電して誤作動をリセットしましたところ、何事もなかったかのように無事Windowsが起動するようになりました。*マザーボードの誤作動が原因でした。 このトラブルを実際に直した作業手順(詳細な情報)は、 WindowsブルースクリーンとBitLocker回復ループを放電で解決した事例研究 をご確認ください。 このトラブルの概要につきましては、 デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります。青い画面でWindowsが起動しないときの対処法 をご確認ください。*同じ現象でも原因が違う場合もありまして、解決方法が異なることもあります。 作業期間:10分。 もしお困りの際は実績豊富な当社へご依頼ください! >>起動修復とは?にお答えします! ・ 起動修復とは?  >>修復できなくてもデータは取り出せます!高度な復旧...

3時間経っても、修復しようとしていますが終わらないWindows10の修復事例

3時間経っても、修復しようとしていますが終わらないWindows10の修復事例 現象:自動修復を準備しています開始後の修復しようとしていますが終わらない  OS:Windows10  メーカー:東芝  原因:論理障害  フラグ: 起動修復 ・状況について(お客様談) お客様談:パソコンの電源を入れると、突然、自動修復を準備していますがはじまり……3時間経っても修復しようとしていますが終わらないので電源ボタン長押しの強制終了しました。再度電源を入れても同じことの繰り返しになります。貴社ホームページに解決方法が書いてあったのですがITが苦手なのでお任せで見てほしい。データが重要。 画像 ・作業内容と注意点について 長時間待っても終わらないパターンは部品故障の可能性もありまして、もしデータが重要でしたら、長い時間作業しないことが大切です。それと何回も繰り返さないことも大切です。これは部品故障の場合、故障を悪化させてしまいますとデータも壊れてしまうためです。壊れたデータは直すことができません。壊れる前に作業をやめる必要があります。というのが注意点になります。   回復ドライブから起動してコマンドプロンプトから確認したところ、Windows Update が途中で止まっているトラブルでした。Windows Update のエラーは「更新プログラムのアンインストール」で直ります。部品故障がないことを念のため確認し「更新プログラムのアンインストール」で無事、Windows10が起動するようになりました。  もし同じ修復しようとしていますが終わらない症状でも原因が違うこともあります。「更新プログラムのアンインストール」で直らない場合は、次に「システムの復元」をお試しください。   ちなみに、部品故障がないため、修復しようとしていますが終わらない状態で放置してもデータが壊れることはありませんでした。しかし、Windows Update が途中で止まっているトラブルは、修復しようとしていますでは直せません。もし放置して待っていてもこのトラブルは改善しないものでした。修復しようとしていますが30分を超える場合は、直らないトラブルかもしれませんし、データが壊れてしまう可能性も出てきます。注意...

BitLocker回復キーを見つけてほしいWindows起動トラブルの修復事例

  現象:BitLocker回復キーがわからずWindowsが起動しない OS:Windows11 メーカー:DELL 原因:認証 フラグ:起動修復 ・状況について(お客様談) ある日突然、BitLocker回復キーの入力を求める画面が表示されるようになった。自分のわかる範囲でBitLocker回復キーを探してみたものの見つからず、データが重要なためサポートしてほしい。 ・作業内容と注意点について 仕事でお使いのパソコンでした。そのため、仕事用のメールアドレスを使ったMicrosoftアカウントにBitLocker回復キーが登録されているという想定でしたが、個人で使っているメールアドレスを使ったMicrosoftアカウントに登録されていました。 BitLocker回復キーの入力画面には、”セキュアブートポリシーが予期せずに変更されたため、回復キーを入力する必要があります”メッセージが表示されておりまして、認証を目的としていました。BitLocker回復キーを入力して、作業完了です。時間は10分くらいでした。 ちなみに、”ホームページやYouTubeを見ながら、間違いなくしっかりと作業しましたが、BitLocker回復キーが見つかりません。貴社ならBitLocker回復キーを見つけることができますか?”というご質問は多いです。見つからずにお困りの方もいらっしゃいます。 ただ”当方なら、必ず絶対に見つけだせる”というわけではありません。 今回のように、お客様のほうで見逃しがあれば、見つけることができます。人には得手不得手がありまして、今回のように見逃されているケースは珍しくないというのが実際のところです。 BitLocker回復キーが見つからない場合は、データを残さない初期化しかできません。*データが重要な場合は、BitLocker回復キーをなんとか見つけるしかありません。 もしデータが重要などの理由で、試せることはすべて試したいというような、サポートが必要なときはぜひご依頼ください。 このトラブルを実際に直した作業手順(詳細な情報)は、 BitLocker回復キーをMicrosoftアカウントで見つけた事例研究 をご確認ください。 このトラブルの概要につきましては、 BitLocker回復キーが見つからない、わからないときに確認したいポイントと事例 をご確...