現象:メーカーロゴ後の黒い画面で停止
OS:Windows7
メーカー: 自作(日立製HDD)
原因:論理障害
フラグ:データ復旧成功
・状況について
お客様談:Windows Vista のサポート期間が 2012年4月10日までであったため(2012年2月に2017年4月11日まで延長が決定)、正月に Windows7 にアップグレードした。 Windows7 にしてから動作が快調で会社でも評判が良く、 S.M.A.R.T 情報をモニタリングするソフトも入れていて故障もなかった。トラブルが起こるとはまったく想像もしてなかった。他のパソコンのセカンダリに接続したがディスクを認識せず、データ復旧ソフトも試したがデータは1件も発見できなかった。・補足について
この「メーカーロゴのあと黒い画面で停止する」は、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありません。ハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。このトラブルの概要については、 「 黒い画面 」で停止して、パソコンが起動しないときの対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。ちなみにですが、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありませんので、Windows7 でも Vista でも、XP でも起こるトラブルです。
また今回のようにハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合はデータ復旧ソフトでデータを救出することはできません。理由については データ復旧ソフトで失敗する原因と注意点(論理障害) で確認してください。なお、当社であれば救出可能ですのでお困りの際はぜひお声掛けください。
・原因と注意点について
上記補足のとおりハードディスクの設定値が消失していました。ハードディスクに故障はなく、機械的なトラブルはありませんでした。動作が快調でも評判の良い OS であっても、トラブルが起こることはどうしてもあります。バックアップをこまめにとってデータ消失を予防してください。
ちなみにですが、ハードディスク故障が原因で「黒い画面で停止する」症状が発生することもあります。もし修復作業を行う場合は注意深く行ってください。失敗したメッセージが表示される場合、修復作業中に固まる場合、動作が遅く進行が進まない場合は異常と考えたほうが良いでしょう。悪化させてしまう恐れもあります。
また 1回失敗したものが 2回目で成功するということは理論的にありません。通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れがあり重要なデータほどお早めにご相談ください。
作業期間:2日間。データ復旧のみ。
コメントを付けているため、すべての事例を紹介できませんが、もしお困りの際は実績豊富な当社へご相談ください!
>>データ復旧サービスのご案内
・ Windows、Mac、外付HDD、USBメモリ、ビデオカメラなどのデータ復旧
・ Server・RAID・NAS、SQL Server、業務用システムなどのデータ復旧
東日本震災復興支援特別割引サービス(中長期実施)のご案内