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他社さんで失敗の「ファイルまたはディレクトリが壊れているため」の復旧事例


現象:USB-HDDが「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」で開けない
OS:なし
メーカー:アイオーデータ
原因:ハードディスク故障(セクタ不良)
フラグ:データ復旧成功



・状況について

お客様談:外付けハードディスクがフォーマットされていませんエラーで開かない。分解してセカンダリに接続したが状況は変わらず。大手ショップのサポートへ持ち込むものの、一部のデータしか取り出せなかった。多くのデータが消失したのでしょうか???



・補足について

この「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」は、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありません。ハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。そして Windows7 や Vista 、XP でも起こるトラブルです。

このトラブルの概要については、「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」エラーの原因と対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。


・原因と注意点について

ハードディスクの先頭のほうに密集したセクタ不良があり「アクセスできません。ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」が表示され開けない状態でした。ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。

なお、他社さんで一部のデータしか取り出せなかったとのことで、セクタ不良の対処が甘かったことが推測できます。セクタ不良は 1,000を超えましたが、緻密に記録を取り、問題個所を特定し、スキップさせれば実は 1MB の影響もない状態でした。つまり多くのデータが消失したわけではなく、作業者が根本的な技術を理解していればなんとかできたトラブルと言えるでしょう。

ハードディスク容量が大きく、山場が3箇所あり時間はかかりましたが、お客様にご確認いただき、データは無事OKでした。

作業期間:3日間。データ復旧のみ。


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>>「ファイルまたはディレクトリが壊れているため、読み取ることができません」の実績です。
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