現象:赤ランプ点滅で LinkStation を認識しない。
OS:Linux XFS フォーマット
メーカー:BUFFALO LS-V1.5TL
原因:ハードディスク故障(セクタ不良)
フラグ:データ復旧成功
・Linkstation 赤ランプ点滅の状況について
お客様談:まだ1年くらいしか使っていない Linkstation LS-V1.5TL が赤ランプ点滅で認識しない。もともとは PC のバックアップ用に設置したものだが、使っているうちに共有データが増えてしまい、重要なデータのバックアップがない。・LinkStation の補足について
「設置当初はサブ的な用途だったのですが、使っているうちに重要なデータも置くようになった」これはよく聞くことです。利便性が高く、想定以上に使い込まれていくケースもありますので Linkstation などの NAS を設置するときはバックアップ用のハードディスクも合わせて購入したほうが良いでしょう。NAS トラブル全般については、NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 、 NAS のデータ復旧を大実験!仕組みを大公開 と LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 も確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。
・LinkStation のデータ復旧と注意点について
ハードディスク検査の結果、ハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。なお、ハードディスクが壊れている場合は、通電時間が長ければ長いほど故障が進み、悪化させてしまう恐れもあります。復旧するつもりが結果としてデータを壊してしまう恐れもあり、ここは注意してください。そこで修復作業や復旧作業を行う場合は、何回も試さず1回だけ試してください。これは失敗する場合は何回試しても失敗するためです。たくさん実行すればなぜか成功するなんてことはありません。
OS(Linux)がインストールされているパーテーションを中心にセクタ不良がありましたが、データの保存されているパーテーションは良好でした。救出したデータをお客様にご確認いただき問題なし(OK)とのことでした。
作業期間:1日間。データ復旧。
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