スキップしてメイン コンテンツに移動

認識しない LANDISK のデータ復旧事例 HDL-CE1.0


現象:LANDISK のデータ領域を認識しない。
OS:Linux & NTFS フォーマット
メーカー:アイオーデータ HDL-CE1.0
原因:ハードディスク故障(セクタ不良)
フラグ:データ復旧成功



・状況について

お客様談:以前 XFS モデルの Linkstation を使っていたが、故障の際に他社さんで 60万円もかかり痛い思いをした。そして NTFS モデルなら故障が発生しても自分たちでデータを取り出せるので、よくよく調べてこちらの LANDISK にした。ただ、そんな油断もあってバックアップがルーズだった… 念のため、ここ 3 か月分の写真データを取り出してほしい。パソコンのセカンダリに接続しても NTFS のパーテーションを認識せず見えませんでした。特殊な NTFS なのでしょうか???


・補足について

こちらの LANDISK は OS が Linux で、データ領域が Windows の NTFS フォーマットというちょっと変わったモデルです。単なる OS 障害であれば、Windows マシンのセカンダリに接続しデータが取り出せます。そういった意味では XFS モデルよりも手軽であり購入の狙いは正しいと言えるでしょう。ただし今回のトラブルはハードディスクのセクタ不良が原因でしたので、セカンダリに接続してもパーテーションが見えない状況でした。

NAS トラブル全般については、NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISKNAS のデータ復旧を大実験!仕組みを大公開LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 も確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。


・データ復旧と注意点について

ハードディスク検査の結果、ハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。

なお、ハードディスクが壊れている場合は、通電時間が長ければ長いほど故障が進み、悪化させてしまう恐れもあります。復旧するつもりが結果としてデータを壊してしまう恐れもあり、ここは注意してください。そこで修復作業や復旧作業を行う場合は、何回も試さず1回だけ試してください。これは失敗する場合は何回試しても失敗するためです。たくさん実行すればなぜか成功するなんてことはありません。

データの保存されているパーテーションは良好で、救出したデータをお客様にご確認いただき問題なし(OK)とのことでした。

作業期間:1日間。データ復旧。
コメントを付けているため、すべての事例を紹介できませんが、もしお困りの際は実績豊富な当社へご相談ください! 関東エリアは出張作業もやってます!


>>データ復旧サービスのご案内
Windows、Mac、外付HDD、USBメモリ、ビデオカメラなどのデータ復旧
Server・RAID・NAS、SQL Server、業務用システムなどのデータ復旧

>>もっと高度なデータ復旧も実績あります。
RAID10(0+1) SQL Server のデータ復旧事例
PowerEdge RAID コントローラ故障のデータ復旧事例
RAID0 崩壊「Error Occurred」からのデータ復旧事例 SONY VAIO

>>NAS の復旧事例です!
Windows Storage Server 2003 (LAN DISK) のデータ復旧事例
LinkStation データ復旧 事例 LS-WX2.0TL
「NAS 認識しない」データ復旧事例 LS-WX2.0TL
LinkStation「パスワードが間違っています」データ復旧事例
「LinkStation(RAID1)のフォルダが消えた」の復旧事例

>>お知らせ
東日本震災復興支援特別割引サービス(中長期実施)のご案内


データ復旧の秋葉原オフィス 住所:千代田区神田佐久間河岸70 TEL:03-5823-1870

このブログの人気の投稿

夕方から処理が遅く、夜に「 Windows ブート マネージャー」のデータ復旧事例

現象:Windows ブート マネージャー画面で起動不可 OS:Windows7 メーカー:東芝 原因:ハードディスク故障 フラグ: データ復旧成功 ・Windows ブート マネージャーの故障状況、症状などについて(お客様談) お客様談:家族で使っているパソコンが Windows ブート マネージャー画面で起動できなくなった。夕方、ネットで調べ物をしているときに処理が異常に遅かった。スマホがあるのでパソコンは不要だが、子供の写真は救出したい。それと、もしスマホで使えるなら音楽ファイルとデスクトップに置いたワードファイルを残したい。 ・スマホ用に概要と補足です ハードディスク故障が原因で「 Windows ブート マネージャー」画面で起動不可でした。 数値だけで判断するとよくある故障の範囲内ですが、カウントが途中で止まっており、実際はたくさんの不具合箇所が発生していました。さらにデータが保存されている部分にも発生していました。 よくある「 Windows ブート マネージャー」障害と比較するとコンディションはだいぶ悪い状態でした。 なお、不具合箇所に保存されていたデータを取り出しながら加工修正することは技術的にできません。そこにあったデータには障害が起きる可能性もあります。慎重な作業が必要でした。 データ障害が懸念されましたが、お客様にご確認いただき無事OKでした。 ・Windows ブート マネージャーの故障の原因と補足について タイプ     : 突破型 その他ポイント: 不良が多い コンディション: 悪い *用語については当社で勝手に名付けています。 ハードディスクにセクタ不良が発生していました。こちらの画像はハードディスクの SMART 情報です。なお、SMART 情報はハードディスクの記録であり、フリーソフトなどで簡単に調べられます。またセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が劣化して弱くなる故障です。磁力が劣化し、弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。 セクタ不良はハードディスクの宿命的な故障です。書き込み時は磁力を変更するため、負荷がかかり疲労が溜まります。そしていつかは磁力が劣化して弱くなります。そこでおまけのセクタが準備されていて、セ...

BitLocker回復キーの入力画面が出てWindowsが起動しない修復事例

現象:BitLocker回復キーの入力画面が出てWindowsが起動しない  OS:Windows10  メーカー:HP  原因:ファームウェア更新による認証  フラグ: 起動修復 ・状況について(お客様談) お客様談:突然、Bitlocker回復キーの入力画面が表示された。同じパソコンを二台持っていて、テレワーク用と個人用で使い分けている。  テレワーク用パソコンのBitLocker回復キーはMicrosoftアカウントで見つけることができたが、個人用で使っているパソコンのBitLocker回復キーが見つからない。さらに個人用で使っているパソコンだけ、BitLocker回復キーの入力画面が出てWindowsが起動しない。  テレワーク用パソコンのMicrosoftアカウントは会社から支給されているメールアドレスを使い、個人用パソコンのMicrosoftアカウントはGmailを使っている。  Gmailを使ったMicrosoftアカウントにデバイスとしてパソコン名が表示されているが、BitLocker回復キーだけではなく、オフィスのライセンス情報も登録されていない。   家族の写真が保存されているため、BitLocker回復キーをなんとか見つけたい。 ・作業内容と注意点について 会社から支給されているメールアドレスを使ったMicrosoftアカウントのほうに、テレワーク用パソコンと個人用パソコンのBitLocker回復キーとオフィスのライセンス情報が登録されていました。  ちなみに、会社から支給されているメールアドレスを使ったMicrosoftアカウントにサインインすると、デバイスに表示されているのはテレワーク用パソコンだけです。もちろん、個人用パソコンはデバイスに表示されていません(個人用パソコンは、Gmailを使ったMicrosoftアカウントのデバイスに表示されています)。  デバイスに表示されているテレワーク用パソコンのBitLockerデータ保護をクリックし、回復キーの管理をクリックすると、BitLocker回復キーが2行表示されていて、テレワーク用パソコンと個人用パソコンのBitLocker回復キーでした。サービスとサブスクリプションの項...

メーカーロゴが表示された後の黒い画面で止まり、パソコンが起動しないトラブルの修復事例

現象:突然、黒い画面から起動しなくなった  OS:Windows10 メーカー:NEC  原因:論理障害  フラグ: 起動修復 ・状況について(お客様談) お客様談:突然、メーカーロゴが表示された後の黒い画面で止まり、パソコンが起動しないトラブルが発生。強制終了して再起動させると、正常に起動できたものの、ネット使用中にフリーズするなど不具合が起き、強制終了を繰り返した。最終的にパソコンが黒い画面でまた起動しなくなった。 ・作業内容と注意点について 回復ドライブからの起動時にローディングのくるくるが回りますが、そのくるくるが回り続けて次のメンテナンス画面に進みませんでした。  回復ドライブのソフトウェアは正常ですので、メンテナンス画面に進まないのは、メモリやハードディスクといった部品側の異常です。そこでパソコンを分解して、部品を検査したのですが故障が発見されず……  部品を取り付けて、再確認したところ、回復ドライブからの起動に成功しました。コマンドプロンプトから確認したところ Windows に異常はなく、トラブルが起きてるパソコンとは思えないくらいきれいな状態でした。パソコンを再起動させたところ無事に起動しました。  ちなみに、バッテリーを外してから部品を取り外して検査します。今回のトラブルは、バッテリーを外したことによる放電で改善しました。パソコンの掃除をするときも、バッテリーを外しますので放電されます!黒い画面で停止するときはぜひお試しください。 なお、このトラブルの概要は、 「 黒い画面 」で停止して、パソコンが起動しないときの 13 個の対処法 でぜひご確認ください。当社ホームページのコラムで解説しています。  作業期間:60分。  もしお困りの際は実績豊富な当社へご依頼ください!   >>起動修復とは?にお答えします! ・ 起動修復とは?  >>修復できなくてもデータは取り出せます!高度な復旧実績もあります。  ・ RAID10(0+1) SQL Server のデータ復旧事例  ・ PowerEdge RAID コントローラ故障のデータ復旧事例  ・ RAID5 崩壊 Win...