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Linkstation EMモード RAID0 のデータ復旧事例



現象:Linkstation が EMモード で開けない
OS:Linux RAID0 XFS フォーマット
メーカー:BUFFALO社
原因:ハードディスク故障(セクタ不良)
フラグ:データ復旧成功



・Linkstation EMモードの状況について

お客様談:先週末まで普通に使えていたが、週明けから Linkstation の共有フォルダが開かない。そこで設定の問題かと思い NAS Navigator を開くと、EMモードになっていることが判明する。ネットで調べてファームウェアをアップデートしようと試すも 99% まで進むと失敗する。他社さんへ持ち込むもののあまりに高額で予算オーバーだった。


・LinkStation EMモードの補足と注意点について

EMモードは LinkStation のファームウェアをアップデートすることで原因となっている不具合を直すことができます。ところがハードディスクが故障して発生している可能性もありますので何回も試さず、1回だけ試してください(何回実行しても失敗します)。なお、故障している場合はアップデートで直せません。また故障している場合は、通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。悪化させてしまうとデータ領域も壊してしまう恐れがあり重要なデータほどお早めにご相談ください。

NAS トラブル全般については、NAS のデータ復旧を大実験!仕組みを大公開LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 も確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。

ちなみにですが、トラブル全般で機器の故障も十分に考えられます。「 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 」で検査方法を紹介していますので、悪化させないためにも ぜひ読んでください。


・LinkStation のデータ復旧と注意点について

ハードディスク検査の結果、2番のハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。

セクタ不良の影響で転送速度にバラつきがあり、LinkStation が EMモードになっていました。しかし、データが保存されているエリアは問題なくほぼすべてのデータが復旧できました。お客様に救出したデータをご確認いただきOKでした。

裏話はコチラ

作業期間:3日間。データ復旧。
コメントを付けているため、すべての事例を紹介できませんが、もしお困りの際は実績豊富な当社へご相談ください! 関東エリアは出張作業もやってます!


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