現象:Linkstation のフォルダが開かない。
OS:Linux RAID0 XFS フォーマット
メーカー:BUFFALO社
原因:ハードディスク故障(セクタ不良)
フラグ:データ復旧成功
・Linkstation 故障状況について
Linkstation の一部のフォルダが開かなくなった。ただ以前からネットにつながらない、ネットワークプリンタを認識しないなど、ちょこまかとネットワークがらみのトラブルがある。そして Linkstation にあるエクセルファイルが開かないなんてこともたまにあり、いつも通り再起動で直るものだと思っていた。ところが再起動後に EM モードになる。ネットで調べてファームウェアをアップデートしようと試すがエラーになる。他社さんに持ち込んでハードディスク故障と診断されたが、まだ 1 年くらいしか使っていないため半信半疑だった。さらに高額で予算オーバーだった。・LinkStation の補足と注意点について
当社は対面で状況をご説明しています。そして 2 番のハードディスクにセクタ不良があることを一緒に確認しました。なお、セクタ不良は SMART 情報に記録される仕組みがあるため、フリーソフトで簡単に確認できます。詳しくは「 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 」で検査方法を紹介していますので、悪化させないためにもぜひ読んでください。ちなみにですが、今回はハードディスク故障が原因ですが直せるトラブルの場合もあります。 LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 も確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。
・LinkStation のデータ復旧について
ハードディスク検査の結果、2 番のハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。データが保存されているエリアにセクタ不良が点在していたため、データ障害が懸念されましたが、お客様に救出したデータをご確認いただきOKでした。
作業期間:3日間。データ復旧。
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