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Linkstation RAID0 のデータ復旧事例

現象:赤ランプ点滅で LinkStation を認識しない。 OS:Linux RAID0 XFS フォーマット メーカー:BUFFALO LS-WX2.0TL/R1(1TB×2) 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・Linkstation 赤ランプ点滅の状況について お客様談:お盆前にシャットダウンさせた BUFFALO LS-WX2.0TL/R1 が赤ランプ点滅で起動しない。よくよく思い出すと、電源オンする前から赤ランプが点滅いた気もする? シャットダウンに失敗したのでしょうか。 ・LinkStation の補足について 今回、ハードディスク故障が原因でしたので、使用中からトラブルが起きていればシャットダウンに失敗していた可能性もあります。通電時間が長ければ長いほど悪化させてしまう恐れもありますので、シャットダウン時は電源ランプが消えたかどうか確認されたほうが良いかもしれません。 なお、NAS トラブル全般については、 NAS のデータ復旧を大実験!仕組みを大公開 と LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 も確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、トラブル全般で機器の故障も十分に考えられます。「 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 」で検査方法を紹介していますので、悪化させないためにも ぜひ読んでください。 ・LinkStation のデータ復旧と注意点について ハードディスク検査の結果、1番のハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。 セクタ不良の発生しているブロックがちらばっており、コンディションは悪いと言える状況でした。クローン環境からソフトウェアRAID0を構築し、当社で開発した XFS フォーマット・データ復旧プログラムを使い、データを復旧しました。救出したデータをお客様にご確認いただき問題なし(OK)とのこ

RAID0 の Missing operating system の起動修復事例

現象:Missing operating system で起動しない OS:Windows7 メーカー:DELL XPS(RAID0モデル) 原因:BIOS フラグ: 起動修復成功 ・Missing operating system の状況について お客様談:前日まで普通に使えていた Windows7 搭載の DELL XPS が「 Missing operating system 」で起動しない。DELL 自己診断プログラムで検査したところパソコンにエラーはない。ネットで調べながら BIOS リセットしたが解決せず。またパソコンの内部を調べたところ、ハードディスクが2台あり、これ以上は手が出せないと感じた。なんとかデータを救い出したい。 ・コメント お客様よりコメントを頂きました。なお、起動修復できない重症な原因でもデータの取り出しは可能です。 以前、同じ Dell の dimension で同様のトラブルが起こり、別の会社に持っていったら、サルベージで80万円とか言われ、とてもびっくりした記憶があります。その時に御社を知っていればと残念です。 「なぜ」このようなトラブルが起こるのかの原因までとても丁寧に解説下さり、たいへんたすかりました。 ありがとうございました。 ・Missing operating system の補足 「 Missing operating system 」の原因は Windows やドライバといったプログラムの障害ではなく、ハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。そして Windows の採用する NTFS フォーマットであれば表示されるエラーであり、Windows7 や Vista でも起こるトラブルです。 このトラブルの概要については、 「 Missing operating system 」でパソコンが起動しないときの対処法  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 なお、Windows7、Vista の場合は、Windows DVD のスタートアップ修復で簡単に直ることもあります。 ・作業内容と注意点について まずはハードディスクに故障がないかを検査しました。万が一、ハードディスクに故障がある場合は通電時間が長ければ長いほど、悪化させてしまう恐れがあります。悪化させてしまうと

Linkstation 赤ランプ点滅で起動しないのデータ復旧事例 LS-WX2.0TL/R1

現象:赤ランプ点滅で LinkStation を認識しない。 OS:Linux RAID0 XFS フォーマット メーカー:BUFFALO LS-WX2.0TL/R1(1TB×2) 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・Linkstation 赤ランプ点滅の状況について お客様談:朝一番で「LinkStation の特定のフォルダが開けない」と言われたが、自分のパソコンからは問題なかった。ちょっとしたトラブルかと思ったが「今は開けます。また開かない。」というやりとりが何回かあり。いやな予感がしたので、終業時からバックアップをはじめる。しかし、コピーに失敗。最後は赤ランプ点滅になり、起動せず、認識すらしなくなってしまった。他部署と情報共有で立てて、設置当初はサブ的なものだった。そして RAID0 のまま使っていた。また管理外としていたのでバックアップがない。 ・LinkStation の補足について 「設置当初はサブ的な用途だったのですが、使っているうちに重要なデータも置くようになった」これはよく聞くことです。利便性が高く、想定以上に使い込まれていくケースもありますので Linkstation などの NAS を設置するときはバックアップ用のハードディスクも合わせて購入したほうが良いでしょう。 なお、NAS トラブル全般については、 NAS のデータ復旧を大実験!仕組みを大公開 と LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点 も確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、今回のように状況が悪化する場合は機器の故障も十分に考えられます。「 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 」で検査方法も紹介していますのでこちらもぜひ確認してください。 ・LinkStation のデータ復旧と注意点について ハードディスク検査の結果、1番のハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありませ

LinkStation「パスワードが間違っています」データ復旧事例

現象:ファームアップ後に「パスワードが間違っています」で LinkStation にアクセスできない。 OS:Linux RAID0 XFS フォーマット メーカー:BUFFALO LS-WH1.0TGL/R1(500GB×2) 原因:システム障害 フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:LinkStation:LS-WH1.0TGL/R1 の共有フォルダが開けないという声が数名から上がった。確認したところ、LinkStation の電源コードが抜けていただけだった。起動後 BUFFALO NAS Navigator で EM モードになっていたが、ファームウェアアップデートでなんなく復活。ところが「パスワードが間違っています」で LinkStation にアクセスできなくなってしまった。デフォルトの状態で使用していたため、パスワードは変更しておらず…近所のPCショップに持ち込んだところ、ハードディスクに故障はないので直せるかもしれないということだった。しかし、BUFFALO社の公開しているトラブルシュートでは直せず、RAID0 & XFS フォーマットのため、データ復旧も対応していないとのことだった。過去データがロストしてもなんとかなるが、進行中のデータがないと納期に間に合わない。 ・LinkStation EM モード の補足について LinkStation のトラブルの概要と注意点については、 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 、  LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 BUFFALO NAS Navigator を開き、EM モードから復活出来ない場合ですが、主な原因は OS(Linux)などのシステム障害です。そして、ファームウェアのアップデートを試すことで復活することもあります。なお、一時的な障害の可能性もありますので、まずは電源を落とし、再起動を試してください。 ・LinkStation のデータ復旧と注意点について ハードディスク検査の結果、ハードディスクに故障はありませんでした。上記補足の通り、原因は OS(Linux)のシステム障害です。もともと電源コ

「NAS 認識しない」データ復旧事例 LS-WX2.0TL

現象:EMモードで LinkStation を認識しない。 OS:Linux RAID0 XFS フォーマット メーカー:BUFFALO LS-WX2.0TL/R1(1TB×2) 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:部門の共有ファイルを管理していた NAS(LinkStation:LS-WX2.0TL/R1)を認識しなくなった。バックアップを取っていた USB ハードディスクも先週故障してしまい…仕事が完全に止まってしまった。BUFFALO社サポートへ問い合わせ、指示された通りいろいろ試すが BUFFALO NAS Navigator で EM モードから復活できず。緊急事態なので一旦は他社さんのデータ復旧サービスに問い合わせた。しかし、25万円と高額で予算が取れず。自分たちで解決を試してみる。ネットでいろいろと調べ Ubuntu で接続するも RAID0 を構築できなかった。その際にたまたま当社を知り、依頼することに決めた。 ・LinkStation EM モード の補足について LinkStation のトラブルの概要と注意点については、 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 、  LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、BUFFALO NAS Navigator を開き、EM モードから復活出来ない場合ですが、主な原因は OS(Linux)などのシステム障害です。そして、ファームのアップデートを試すことで復活することもあります。なお、一時的な障害の可能性もありますので、まずは電源を落とし、再起動を試してください。 ・NAS のデータ復旧と注意点について ハードディスク検査の結果、わずかですが 1番のハードディスクにセクタ不良がありました。つまりハードディスク故障が原因です。そしてセクタ不良とはハードディスクの記録面の磁力が弱くなる故障です。磁力が弱くなってしまうと、その部分は読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面の磁力が一気に弱くなることはありません。部分的な故障が大半です。 OS(Linux)

NAS( LinkStation )4TB のデータ復旧事例

現象:EM モードで LinkStation にアクセスできない。 OS:Linux RAID0 XFS フォーマット メーカー:BUFFALO LS-WX4.0TL/R1(2TB×2) 原因:論理傷害 フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:前日まで使えていた NAS(LinkStation:LS-WX4.0TL/R1)に突然アクセスできなくなった。本体を落下させたり、電源コンセントを抜くようなイレギュラーはなかった。データの取り扱いに関しても普段通り。ファームのアップデートなど、システムの操作もしていない。ただただ突然アクセスできなくなった。BUFFALO NAS Navigator で EM モードから復活できず。詳しい知人に見てもらうが失敗した。取り急ぎの仕事データがある。RAID0 構成。 ・LinkStation EM モード の補足について LinkStation のトラブルの概要と注意点については、 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 、  LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、BUFFALO NAS Navigator を開き、EM モードから復活出来ない場合ですが、主な原因は OS(Linux)などのシステム障害です。そして、ファームのアップデートを試すことで復活することもあります。なお、一時的な障害の可能性もありますので、まずは電源を落とし、再起動を試してください。 ・NAS のデータ復旧と注意点について ハードディスク検査の結果、故障はありませんでした。XFS ファイルシステムにも問題はなく、今回のトラブルの原因は OS(Linux)などのシステム障害でした。 ちなみにですが、どの種類の NAS であってもシステムのパーテーションとデータを保管するパーテーションが別々になっています。パソコンでも購入時から C ドライブ、D ドライブと分かれているものがありますが、同じ仕組みです。そして今回はパソコンで言うところの C ドライブに異常があり、データを保管している D ドライブは正常でした。 なお、NAS で採用されている Linux 及

LinkStation データ復旧 事例 LS-WX2.0TL

現象:LinkStation が赤ランプ点滅で認識できない OS:Linux RAID0 XFS フォーマット メーカー:BUFFALO LS-WX2.0TL/R1(1TB×2) 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:LinkStation(LS-WX2.0TL/R1)を2週間ほど前に落下させてしまい前面パネルが壊れて外れてしまった。冷や汗をかいたが、使用上まったく問題なく使えていた。その時にバックアップを取っておけば…。3日前くらいから接続できないスタッフもいたり、コピーが中断するなど不安定になった。いざバックアップを取ろうとしたところ、超重要なフォルダが開けないし、コピーも失敗する。とにかく拾える重要データだけでもコピーしようとしたが、コピー中に LinkStation を認識しなくなった。LinkStation を見てみると、赤ランプが点滅していた。RAID0 構成。 ・LinkStation RAID0 の補足 LinkStation のトラブルの概要と注意点については、 NAS を認識しない、アクセスできない時の対処法 LinkStation、TeraStation、LAN DISK 、  LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、USB で接続する外付ハードディスクと違い LinkStation のような LAN で接続するハードディスクには OS が搭載されています。USB 機器はパソコンに接続しパソコン側でコントロールするため単に入れ物ですが、LAN で接続するハードディスクは LAN 上のパソコンからのリクエストを待ったり応答するなど、機器自体が自立して処理しなければ機能しません。そのためには OS とアプリケーションが必要であり、さらにはソフトウェアRAID まで組まれた、まさに小さなサーバーマシンです。そして USB or LAN という接続の方式が違うだけというわけではありません。根本の仕組みから違います。 なお、LinkStation の「赤ランプ点滅」イコール「ハードディスクが正常に認識されない」です。ほぼハードディスク故障が原因ですので、悪化させないためにもすぐに電源を

PowerEdge RAID コントローラ故障のデータ復旧事例

現象:RAID コントローラ故障で起動しない OS:Windows Server 2003 メーカー:DELL PowerEdge840 (RAID0) 原因:RAID コントローラ故障 フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:古くなった Windows Server 2003 をファイルサーバに使っていた。ネットワークから見えないため、サーバを再起動させると停止してしまう。DELLサポに問い合わせたところ、RAID BIOS画面が表示されないので、RAIDコントローラ故障と判明。さらにコントローラの部品提供は終了で在庫がないとのこと。翌日までになんとかデータだけでも復旧しないと仕事が止まってしまう。しかし、RAID0 で手が付けられない。 ・補足と注意点について RAID には、RAID1 や RAID5、10 と複数のディスクにバックアップを持つタイプもあります。仮にひとつのディスクに故障が発生しても停止することはありません。そして理論上故障に強いのですが、今回のように RAID コントローラが壊れてしまえば一発でアウトです。そういった意味ではアキレス腱と言えるでしょう。 ちなみにですが、RAID コントローラが壊れた場合は、新品のコントローラに差し替えることで復活します。ところが、故障時に誤作動しアレイを壊していることもあり、新品のコントローラに差し替えた時に RAID がすでに崩壊していることもあります。 そこで RAID ボリュームを削除してしまったり、もしうかつな設定の変更をしてしまうと、致命傷を与えてしまうことがあります。もし万が一、RAID が崩壊している場合は作業ミスなどではなく、既に壊れていたということですので重要なデータほどお早めにご相談ください。 なお、同時に複数のディスクが壊れてしまってもアウトです。RAID マシンに搭載されているハードディスクはロットが同じケースがほとんどで、つまり同時期に生産されたハードディスクのため、同時に壊れることも多々あります。 つまりどの RAID 構成であっても故障に「完璧」に強いというわけではありません。必ずバックアップをとって保護してください。 ちなみにですが、共有フォルダのバックアップについては、自動化できるソフトウェアもありますのでご利用ください。当社ではバックアップシステムの構築サービス

LinkStation RAID0 のデータ復旧事例

現象:LinkStation 赤ランプ点滅で起動しない OS:Linux メーカー:BUFFALO社(500GB×2台、RAID0) 原因:ハードディスク障害(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:出勤時、LinkStation の共有フォルダへアクセスしようとしたところ開けない。再び電源を入れ直したときに赤ランプが点滅していることに気付いた。機械ものは苦手だが赤ランプは異常な気がして BUFFALO社へ問い合わせた。機械の故障と聞き、さらに保存されているデータは無くなると聞く。保存してあるデータを作り直すと、制作中のデータが納期に間に合わない。しかし、他社さんでは30万と高額な見積もりに驚き、諦めようと思った。取り急ぎ入稿データが心配だが、そもそも RAID0 や Linux で特殊など LinkStation という製品をよく知らずに購入していた。今後どのようにデータを管理すればよいか??? 今後のトラブルも心配。 ・補足 LinkStation のトラブルの概要と注意点については、 LinkStation のフォルダが開けない、消えた?! その原因と注意点  で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、USB で接続する外付ハードディスクと違い LinkStation のような LAN で接続するハードディスクには OS が搭載されています。USB 機器はパソコンに接続しパソコン側でコントロールするため単に入れ物ですが、LAN で接続するハードディスクは LAN 上のパソコンからのリクエストを待ったり応答するなど、機器自体が自立して処理しなければ機能しません。そのためには OS とアプリケーションが必要であり、つまり小さなサーバーマシンです。そして USB or LAN という接続の方式が違うだけというわけではありません。根本の仕組みから違います。 また RAID0 とは複数のディスクを1つとして扱うため並行処理ができます。並行処理のためスピードが格段に速くなる反面で Fail が起きるとトラブル発生前に戻せる仕組みがありません。この他の RAID には 1 と 5 があり、そちらはトラブル発生前に戻せる仕組みが備わっています。RAID0 は安全装置のないスピードを追求した仕様といえるでしょう。さ

RAID0 崩壊「Error Occurred」からのデータ復旧事例 SONY VAIO

現象:RAID0 崩壊「Error Occurred」が表示されパソコンが黒い画面で停止する OS:Windows Vista メーカー:SONY VAIO VGX-XL1S(RAID0モデル) 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:パソコン使用中にフリーズし、電源ボタンを長押しして強制的に終了した。再度起動させると、いままで見たことのない画面(RAID BIOS画面)が数秒表示され、次の黒い画面で停止する。何回か電源を入れたが改善せず。最近、フリーズすることが多々あり気になっていた… ・補足 この「メーカーロゴのあと黒い画面で停止する」は、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありません。ハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。このトラブルの概要については、 「 黒い画面 」で停止して、パソコンが起動しないときの対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 ちなみにですが、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありませんので、Windows7 でも Vista でも、XP でも起こるトラブルです。 また RAID0 とは複数のディスクを1つとして扱うため並行処理ができます。並行処理のためスピードが格段に速くなる反面で Fail が起きるとトラブル発生前に戻せる仕組みがありません。この他の RAID には 1 と 5 があり、そちらはトラブル発生前に戻せる仕組みが備わっています。RAID0 は安全装置のないスピードを追求した仕様といえるでしょう。 ・原因と注意点について 搭載されている 2台のハードディスク両方に多くのセクタ不良があり、RAID0 に「Error Occurred」が発生していました。RAID がエラーになっているのでハードディスクに正常にアクセスできず、パソコンが黒い画面で停止していました。 ちなみにセクタ不良とはハードディスクの記録面の故障です。記録面に障害があれば読み出すことも書き込むこともできません。ただし記録面全面が一気に壊れることはありません。部分的な故障が大半です。 また RAID マシンに搭載されているハードディスクはロットが同じケースがほとんどで、つまり同時期に生産されたハードディスクのた

RAID0崩壊「 Operating System not found 」で Server が起動しないの復旧事例

現象:「 Operating System not found 」で起動不可 OS:Windows Server 2003 メーカー: 自作? 原因:RAID障害 フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:ファイルサーバーにアクセスできない。モニターをつなげると「 Operating System not found 」が表示され起動しない。対処法をネットで調べ、まず BIOS を調べる。ハードディスクを認識している。プライマリに別のハードディスクをインストールしサルベージした記事を発見。試したところ既存のディスクを認識しない。最後に Windows CD-ROM から「fixboot」及び「fixmbr」コマンドを試してみる。 ちなみに、退職したスタッフが設置したものだったのでヘルプを頼むと、RAID0 でありデータは取り出せないということが判明。バックアップ用の USBハードディスクが接続されていたがバックアップを取っていなかった。3年くらい前までのデータはあり。 ・補足について 「 Operating System not found 」は BIOS が準備しているエラーメッセージです。そのため原因が同じで OS を問わず( Windows XP でも、Windows7(Vista)でも)表示されます。 このトラブルの概要については、 「 Operating System not found 」でパソコンが起動しないときの対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。なお、ハードディスクの設定値が消失していたり、ハードディスク故障といった理由でハードディスクを認識できないと表示されます。 ・原因と注意点について RAID0 に Fail が発生していたため「 Operating System not found 」で起動不可でした。原因はハードディスク設定値の消失です。ハードディスクは異常なし。 ここで注意したいのは RAID0 のボリュームを削除してしまったり、とにかく手を加えてしまうことです。どの RAID 構成であっても、うかつな設定の変更は致命傷を与えてしまうことがあります。RAID0 はもともと難易度が高いため、致命傷を与えてしまうと救出率はグンと下がります。 なお、ハードディスクを認識しない原因はさまざまで、通電

RAID0「 A disk read error occurred 」SONY VAIO の復旧事例

現象:「 A disk read error occurred 」が表示されパソコンが起動しない OS:Windows XP メーカー:SONY VAIO (RAID0モデル) 原因:ハードディスク故障(セクタ不良) フラグ: データ復旧成功 ・状況について お客様談:「 A disk read error occurred 」が表示されパソコンが起動しない。他のパソコンのバックアップ用途でDドライブを共有していた。しかし、知らずのうちに重要なデータの置き場になっていたので全員の仕事が止まってしまった。RAID BIOS を見ると正常を指す「Normal」と表示され「RAID0」の表示もある。RAID 崩壊はしていないはずだが、Windows CD-ROM からアクセスするとハードディスクを認識せず。 ・補足 「 A disk read error occurred 」は、Windows やドライバといったプログラムの障害ではありません。ハードディスクの設定値に不整合が起きていたり、消失した場合に発生します。そして Windows の採用する NTFS フォーマットであれば表示されるエラーであり、Windows7 や Vista でも起こるトラブルです。 このトラブルの概要については、 「 A disk read error occurred 」でパソコンが起動しないときの対処法 または Windows7(Vista)の「 A disk read error occurred 」の対処法 で確認してください。当社ホームページのコラムで解説しています。 また RAID0 とは複数のハードディスクを1台として扱う仕組みです。そして並行して複数で処理を行うため、1台だけのハードディスクよりも処理速度が大幅にアップします。ちなみにですが大容量ハードディスクがまだまだ高価であった年代のパソコンですから、大容量ハードディスク1台を購入するより、安価で大容量でさらに高性能といった側面もありました。 ・原因と注意点について セカンダリのハードディスクの先頭に多くのセクタ不良がありました。そしてボリューム情報も壊れていたため「Operating System not found」エラーも複合的に起きているような不思議な故障でした。表示メッセージは「A disk read erro

RAID0がFailで「Operating System not found」からのデータ復旧方法

現象:RAID0 が Failed で起動時に「Operating System not found」エラー OS:Windows7 メーカー:Sony 原因:RAIDパラメータ障害(論理障害) フラグ: データ復旧成功 状況について お客様談:電源投入時に「Operating System not found」エラーが表示される。システム部門に見てもらうものの RAID0 が Fail になっており、さらに SSD のため研究データを断念するしかなかった。 なお、RAID0 とは複数のディスクを1つとして扱うため並行処理ができます。並行処理のためスピードが格段に速くなる反面で Fail が起きるとトラブル発生前に戻せる仕組みがありません。この他の RAID には 1 と 5 があり、そちらはトラブル発生前に戻せる仕組みが備わっています。RAID0 は安全装置のないスピードを追求した仕様といえるでしょう。 ・RAID0 が Fail の原因と注意点 Operating System not found が表示されるのは RAID0 のボリュームにエラーがありディスクにアクセスできないためです。根本の問題は RAID0 のエラーにあります。 そして本丸の RAID0 のエラーについてです。写真のとおり 60GB の SSD が 4基ありますのでトータル 240GB のディスクになります。ところが Volume の項目を見ますと約360GB(119GB+238GB)と 240GB より大きく誤認識しています。 一見すると Member Disk(0)が2つのディスクで 240GB(2台のため120GBが最大)の表示になっていますので、ここが原因の感じがします。そうであれば 120GB + 120GB の構成です。もちろん Member Disk(1)は Volume1 であり正常な表示がされています。もともと 120GB+120GB であった裏付けとなるでしょう。 ところが、このモデルは 240GB の1つのボリュームが出荷時の構成であり、変更もされていません。実は正常な表示がされている Volume1(119GB)がトラブルの原因なのです。つまり Member Disk(0)のみで、240GB の1つの Volume0 が表示されているのが本来の姿なのです。 ここで注